通帳コピーを求める住宅ローン審査
まず、知ってるようで知らない住宅ローンとはそもそもどういうものでしょう?
家を購入する際に現金一括で払えればいいですが、何千、何億もするお金を一括で払える人は、この日本にそうはいないでしょう。だから住宅ローンというものがあります。
銀行などの金融機関から利用できるローンです。ローンを組む為に条件があり、自分が住むための家の資金であること。両親や親戚が住む家だったり、別荘などに利用する場合などは金融機関によって様々ですので一概には言えませんが、あくまでも本人やその家族が住む為の住宅ローンですので、賃貸用の住宅などには利用できません。
そして住宅ローンは誰でも利用できるものではなく金融機関などの審査があります。これは金融機関によって様々ですが、まず安定した収入があることが条件で、専業主婦や定職についていない方は利用できません。その他にも勤続年数や収入の一定額以上をクリアしていないと審査に通らないこともあります。近年では契約社員や派遣社員の増加もあり、このような方たちも年収を証明できるものがあれば利用できることも可能です。
こうした審査の際に金融機関から銀行の通帳コピーを求められるケースがあります、ちゃんと頭金の資金はあるけれど「どうしてなの?」と疑問の思われる人が多いです。
そのワケは、本当にそれが自己資金なのかを確認するためです。年齢や職業、勤務年数から予測して明らかに資金が多過ぎると不審になります。金額だけを確認するなら残高の部分で十分ですが、お金の出入りを確認したいから通帳コピーを求めるのです。「自分でコツコツ貯めたお金です」と言いつつ、実は家族に借りていたお金ということもあります。そのようなことからも通帳コピーでお金の出入りをきちんと確認したうえで住宅ローンの審査をするのです。